競馬の楽しさって何なの?
おはようございます。
競馬愛を語るブログを始めましたが、今日は馬券を買わない競馬って何が楽しいのかって語らせて頂きます。
まず一発目のテーマは
「サラブレッドには歴史と物語がある!」
競馬は「血統のスポーツ」なんて言葉もありますが、サラブレッド一頭一頭に血統という名の歴史と物語があります。
昨年、日本のスターホースの仲間入りをした牝馬三冠馬(桜花賞、オークス、秋華賞というGIレースを全て勝った馬)アーモンドアイ。そのお父さんは世界トップレベルのスプリンター(短距離レースに強い馬)ロードカナロアであり、さらに1代前のお爺さんは競馬の祭典・日本ダービーを制したキングカメハメハです。
キングカメハメハが日本ダービー馬になったのが2004年なので孫世代までの馬の歴史を15年足らずで辿る事ができます。
15年って結構長いじゃんと思うあなた。これを人間の世界で例えてみましょう。
①サッカー選手の場合
私はサッカーも趣味の一つなのでサッカー界から引用してみます。
2006年に引退した中田英寿選手、世界を舞台に戦った史上最高の日本人選手の一人です。
そんな中田選手の息子さんやお孫さんが日本代表のユニフォームを纏いW杯のピッチに立つ姿を見たら往年のファンとしては胸熱展開ですよね?でも、現在独身の中田氏が結婚されてお子さんを授かって、その子がたまたまサッカー上手くて日本代表になってW杯の………
すみません、私は待てません(笑)
しかし、競馬ではこんな事起きちゃいます!
1985年に史上初の無敗で三冠馬(皐月賞、日本ダービー、菊花賞というGIレースを全て勝った馬)となったシンボリルドルフは当時、海外馬に力の差を見せつけられ苦戦を強いられていたジャパンカップをも制し日本競馬界の「皇帝」として君臨しました。
そのシンボリルドルフの息子として生まれたトウカイテイオーは1990年に皐月賞と日本ダービーを父と同じく無敗で制し三冠馬に王手をかけました。残念ながら怪我で三冠馬にはなれませんでしたが1993年に引退するまでジャパンカップや有馬記念を制し、父以上にドラマチックな競争生活を送った馬でした。(トウカイテイオーの魅力についてはまた後日ご紹介します。)
と、ルドルフの強さに度肝を抜かれてテイオーの登場に歓喜するまで約5年くらいです。
しかも人気の種牡馬の仔は年間100頭以上生まれる事もざらなので上記の2頭のような父子が今後誕生する可能性は往々にしてあるといえます。
応援している馬の子供達の活躍を見てみたいと思いませんか?
私は熱狂的に応援していたゴールドシップの子供の活躍を是非見たいです!
②大都会で揉まれるサラリーマンの場合
厳しい就職活動を乗り越え夢見た大都会での生活を始めたあなた。しかし、周りには一流大学出の超エリートばかり。田舎からやってきたあなたはこれから先この競争社会の中で生き残っていけるのだろか…。
不安で鬱になりそうになりますよね。診療内科に通いつつ、同期に愚痴をこぼしつつ、いつかの大成功を夢見て満員電車に揺られながら今日も頑張りましょう。
しかし、競馬ではそんな夢を叶えてくれる馬がいるんです!
競馬にはよく目にするJRA(中央競馬)と公営の地方競馬があります。
全国に点在する地方競馬の中で愛知県の笠松競馬場でデビューしたオグリキャップは血統も二流以下。生まれた時には足も曲がっており誰も彼に期待していなかったのかもしれません。
しかし、デビューするとあれよあれよと連勝街道を突っ走り地方競馬から中央競馬に移籍するまでに至りました。
中央競馬に移ってからも快進撃は止まらず一流血統のエリートや歴戦の猛者達を相手に大活躍。
そんなオグリの走りに自分の姿を重ねた人も数多くいたのでしょう。いつしか競馬ブームの立役者としてオグリは社会現象となり、引退レースの有馬記念での大復活は伝説となりました。
こんな痛快なドラマが起こり得るのもまた競馬の魅力の一つです。「血統のスポーツ」が血統を超える瞬間ですね。
今回、二つの例を挙げてサラブレッド自身の歴史と物語をさらっとご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
これはほんの一例です。これから先もご紹介していきます。
では、また!