cuoreのマルコブログ

無課金競馬への愛を主にゆるっとぬるっと趣味を綴るのほほんブログ。

さらば、「鉄の女」

イクノディクタス、32歳で死去」のニュースを見ました。ご冥福をお祈りします。

馬の32歳って人間だと90歳くらいだそうです。
亡くなる前日まで放牧場で元気な姿を見せていたそうで、現役時代に51戦走った「鉄の女」は伊達じゃないなと思います。

32歳という馬齢から考えてもイクノディクタスはかなり昔の競走馬で筆者もちびっ子だったので現役時代はライブで見ていません。

しかし、時代を彩るGIホース達の傍らにはいつも彼女のような名脇役達がいます。
イクノディクタスの場合、GIにこそ手が届きませんでしたが、重賞4勝という素晴らしい成績を収めました。

また、故障もなく常に一線級で走り抜いた事も無事これ名馬の鏡といえるでしょう。

イクノディクタスのタフさに磨きをかけるこんなエピソードがあります。
彼女と同時期にエミノディクタスという馬がいました。
エミノディクタスもまた丈夫な馬で生涯で37戦ものキャリアを積んだのですが、ご察しの通りこの二頭名前が似ています。
なんとなくで馬名を覚えている競馬好きのおじさん達の間では、「何たらディクタスとかいう馬が毎週レースに出ている」などという実しやかな噂まで出たらしいです(笑)

今より連闘で出走する馬が多い時代だったとはいえ毎週なんてとんでもない話です。
しかし、同時期にオープンクラスで名前の似た二頭が合わせて100戦近くも走っていたらそんな勘違いもしてしまいそうになります。

イクノディクタス自身は全く関係のないところでさらに評判を上げるという妙なエピソードの一つでした。


イクノディクタスは引退後、残念ながら母を超えるような産駒には恵まれませんでしたが、当時のファンにとってはいつまでも記憶に残っていく事でしょう。

さよならイクノディクタス


では、また!